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DELが考えるXMLとは


●XMLの本質に沿った利活用を考える


XMLの利活用は拡大していますが、その利活用シーンを見ると、特に日本にあっては、どうしてもごく限られた固定的な利用イメージが根強いように思われます。
すなわち、既存の処理プロセスの一場面におけるデータ媒介手段としての側面だけで捉えられがちだ、ということです。次に掲げた図式の下半分は、そうした固定的な利用場面をあらわしています。これに対し、図式の上半分は、XMLが有する本来の柔軟な利活用場面を表現しております。
なぜ、XML本来の柔軟な利活用場面が広まっていかないのでしょうか。
その理由は、これまでの基本的な業務=ビジネス・モデルに関する認識が、決められたことの執行処理を、いかに早く、正確にこなすか、という事柄に極端に偏っていたからであろう、と考えられます。これまでは、中央官僚や大企業などの巨大組織の中枢部が圧倒的に優位な情報・知識を独占して物事を決定していました。だから、一般の人々は、その決定を遵守し、執行処理を、いかに早く、正確にこなすか専念してきたわけです。
ところが、御承知のように、今日の知識創発型社会といわれる情報化社会にあっては、地域現場にあってユーザ各人が直面する個々様々な課題に沿って、どのような解決を図ろうとするのか、という前段の意思決定こそが重要で、価値を生み出す源泉とされています。ここでは、決定以後の執行処理段階よりも、いかに決定するかという前段において、どれだけ有意な情報・知識を糾合できるか、というテーマが、はるかに生産性に寄与することとなります。つまり、従来は永らく主流であった「執行処理」有意原則が逆転しつつあるわけです。
こうした意味で、「コラボレーション」というキーワードが大変に重要な意義を発揮するのです。地域現場に生起する個々様々な課題の解決に立ち向かおうとするとき、各人はコラボレーションにより複合的な情報・知識とノウハウの糾合を図ります。このとき、多様な情報・知識の内容を、課題の解決に沿った文脈として組み立て直し、いかに容易に再編集することができるか、という技術テーマに直面することとなります。
これこそがXMLというタグ付けメタ言語が登場してきた本来の事情であります。

この本旨に沿って、どのような解決こそがXMLに求められているか、皆さんとともに、より具体的に考えていきたいと思います。

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